海水魚を飼おう
初心者は淡水魚の水槽飼育からスタートさせて、その次のステップとして海水魚の飼育に取り組むことが多いようです。
いわゆる観賞用の海水魚は、南の海に生息している青や黄色、赤など色彩豊かな魚と、エビ、ヤドカリなどの甲殻類、サンゴ、イソギンチャクなどが対象となります。同じ海に生息していますが、アジやイワシなどは違います。
家庭でも綺麗な海水魚が鑑賞できれば最高というわけですが、ですが、いざ海水魚飼育を始めてみると、短期間で死んでしまったという失敗談も多いようです。飼育をするにあたっては、関連書籍を読んだり、専門ショップにアドバイスを受けるなど、事前の知識はしっかりマスターしておきましょう。
簡単とまでは言いませんが、決して難しいわけでもなく、きちんと設備、環境を整えれば誰でも長期飼育が可能だと思います。
まずは水槽の設置場所を決めてください。水槽に水が入ると相当な重量になり、一度設置してから移動するのはかなり困難ですから、しっかり考えて最良の場所を決めてください。
条件としては、「直射日光が当たらない場所」であることが重要で、直射日光が当たると水温の急上昇やコケの発生で悩むことになります。「観察しやすい場所」も大切で、リビングなど普段から長時間いる場所に設置しましょう。
「水換えのしやすい場所」も維持管理では重要で、バケツでの海水の運搬は結構大変です。長期飼育を考えると水換えが楽にできる場所が結果的に長続きします。水槽サイズは、一般的には60cm幅までが現実的なところでしょう。